8月5日(土)の三越劇場での一般向け公演、9月20日(水)の関内ホールでの公演(横浜商工会議所主催会員の集い)が無事に終了、どちも好評のうちに幕を閉じました。お客様から寄せられた感想の一部を紹介します。
―小編成でも立派に演奏して、歌い手、とくに合唱のレベルに驚いた。
―いろいろなオペラを観ているが、小編成なのに歌手も立派、コーラスがあの人数なのに歌うだけでなく1人1人が動きも自然でたいへん満足した。
―歌舞伎界からの演出は予想以上に良かった。垂れ幕以外の余計なものを取り払い、歌い手の存在と歌、演技に重点を置いたシンプルな舞台で好感がもてた。
―歌い手の感情表現が客席に伝わってきたことが、何より良かった。
―幕が上がり背景が松だったので違和感があったが、話が進んでいくうちに引き込まれ、まるで松がシチリアに生えている木のように見えてきた。
―過去の同演目を見ているが、トゥリッドゥ役の工藤さんが特に素晴らしかった。喧嘩して突き放しながらも、サントゥッツァに愛情を持っている複雑な情感が見事に表現されていた。
―襖のような演出が日本的で意外だったが、とてもよかった。照明のタイミングや光の具合も上手で、襖の演出が活きていた。
―背景に日本の伝統芸能の象徴である松羽目を使ったことで、この物語が単に西洋の話でなく、どこにでも起こりうる普遍的なドラマであることが示された。
―屏風(スクリーン)の移動、開閉はとても効果的に使われていた。西洋の演出家にはあまりない発想で、日本の芸能独特の感性だと思う。
―立体感のある音の効果が面白かった。
―オペラははじめてだったが、生声であの声量は聞く価値、観る価値がある。
―2階から鑑賞していたが、歌い手の声や演奏の音色が良く響いていた。
皆様から寄せられる率直なご感想は出演者、スタッフ一同の励みになります。
次回公演も皆様にお楽しみいただけるよう、準備を進めてまいります。
今後ともクオーレ・ド・オペラへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
Comments